10月29日(金) 7日目10月29日(金) 地震から7日目昨夜はガスが復旧し、久々にお風呂に入り、なんだか余震も少なく感じた おかげでスッキリとした目覚め! お天気も良く、元気に出勤 地震からずっとお天気だけは良く、今日も秋晴れだ 新潟の本部から薬剤師支援も入った 入職2年目の新人だがとりあえず支援物資の薬品の仕分けや 調剤を手伝ってもらい、かなり気持ちが楽になる・・・ が、余震は続く・・・ 今日も又10時頃震度3か4ぐらいの大きな余震もあり 皆『いい加減にしてくれっ!』って心境 薬局付近は大きな工場もありトラックが多く通る為 トラックの通る時の揺れにも敏感に反応してしまい『又かっ!?』と皆構えてしまう 皆、不眠・めまい・浮遊感は続き、私は筋肉痛がますます辛い (>_<) 一日中、体中をこわばらせているんだろうな・・・ 夕方、地域の避難所を回っている保健婦さんからの連絡有り 『そちらでお薬をもらっている○○さんがインスリンの単位と使い方を間違っているようでして・・・インスリンも無くなりそうです』 ○○さんは知的レベルがあまり高く無く足も不自由 家族は知的障害をもつ娘さんだけで、彼女も又糖尿病患者 たまたま避難所を回っていた保健婦さんが『お薬手帳』を見て彼の混乱に気が付いてくれました。 夜、避難先の中学校を尋ねると、体育館のすみっこで二人肩を寄せ合って居ました 結局、保健婦さんとお話した時は混乱していて(状況から当然!)実際はきちんとインスリン注射しているようでした 本当は毎回セットすべきインスリン、この方についてだけは自力でのセットは不可能で いつもは診療所でセットしてタッパーにつめて用意して冷蔵庫に入れてもらっています。 体育館は暖房が効いていて暖か、ここでインスリンの保存は・・・と思うと 娘さんが『あたし、お家の冷蔵庫にちゃんと入れてるの。大丈夫!注射を取りに行く時だけお家に入るから・・・』 お家は市営住宅で中学校のすぐ前ではありますがかなり古い・・・ でもまあ、いちよう鉄筋みたいだし、そうするしかないよな 娘さんにインスリンを託して、避難所を後にした 今の状況ではすべての患者さんにきちんとした対応は不可能だけど 他にも大変な人たちが居るのでは? ふと不安を感じた夜だった -続く- |